中国のインターネット検索最大手の百度（バイドゥ）は8日、同社傘下の「小度（シャオドゥ）」から5月下旬にスマートフォンを発売すると発表した。現在は発売前の最終段階にあり、詳細については来週の月曜日に発表するとしている。
シャオドゥは、AIオペレーションシステムを手掛けており、バイドゥのAI戦略における重要な役割を担っている。同社は、すでにスマートスピーカー、スマートイヤー、スマートディスプレーなどを開発しており、2021年には新技術ブランド「添添（Tian Tian）」を立ち上げ、自宅にいながらジムの臨場感を味わえるフィットネスミラーを発売している。
米調査会社Strategy Analyticsの市場データによると、シャオドゥは2022年第1～3四半期の中国におけるスマートスピーカーとスマートスクリーンの出荷台数で、再び1位に返り咲いた。
中国では、同社が手掛けるスマホに大きな期待が寄せられている。
（中国経済新聞）