中国銀行の会長が退任

2023/03/22 12:47

3月19日、中国銀行の取締役会が劉連舸(Liu Lianke)会長からの辞任届を受理したと伝えられた。人事調整により会長、執行役員、取締役会戦略発展委員長および委員、企業文化・消費者権益保護委員を2023年3月18日付で辞任するという。

公開資料によると、劉氏は1961年5月生まれで、1987年から1990年に中国人民銀行弁公庁副事務長を務め、その後、同行外事局国際通貨基金の助手調査員、国際金融組織局アジア開発銀行所長、アジア開発銀行(フィリピンのマニラ)駐在の副執行役員、欧州事務所(イギリスのロンドン)総代表、国際局副局長、福州支店長兼国家為替管理局福建省支局局長、資金洗浄取締局(保衛局)局長などを歴任した。

2007年3月に中国輸出入銀行副頭取に就任し、同行共産党委副書記、副会長、頭取を歴任したのち、2018年6月から2019年6月に中国銀行頭取、共産党委副書記、副会長を務め、2019年6月に同行共産党委書記、会長となった。

中国銀行は、2023年2月17日の共産党委員拡大会議で、中央組織部のトップから派遣された幹部局担当が、政府の決定として劉氏が中国銀行共産党委書記を辞任すると発表した。

(中国経済新聞)