2023年2月20日、江蘇省南京市中級人民裁判所で、山東省全人大常務委員会の元共産党グループメンバーである張新起(Zhang Xinqi)副主任に対し、収賄罪として無期懲役刑が言い渡された。政治的権利も終身はく奪し、財産もすべて没収して、収賄行為で手に入れた所得や収益は国庫の帰属となる。張被告は法廷で、控訴せず判決に従うと表明した。
張被告は、2001年から2019年にかけて山東省濰坊(Wei Fang)市委副書記、副市長、市長、さらに濰坊市委書記、青島市委副書記、市長、そして山東省全人大常務委員会副主任などを歴任し、この間に職務を利用して会社の経営、事業の開発、工事の受注、計画の承認、職務の変更などで関係先団体や個人に便宜をはかった。2006年から2021年までに直接または他人を通じて団体や個人から受け取った金額は合計1.55億元あまり(約30.3億円)にのぼっている。
(中国経済新聞)