弁当の配達係が名門・清華大学に合格 河南省

2022/08/8 12:33

河南省で、弁当の配送係をしている若者が名門・清華大学の合格通知を受け取った。この若者は、大学入試を受けた後に上海に行き、宅配のアルバイトをしており、ちょうど配達中だった8月4日に清華大学機械工学部に合格したことを知って、大変喜んだという。

この若者は、中学校3年生だった15歳の時から、夏休み中アルバイトを始め、北京、上海、広州、深セン、杭州、海南省などを転々とし、視野を広げた上で懸命に学問も積み重ねていったのである。

入試の後に家を出て何かをしたいと思い、好きだった上海へ働きに行った。この時の旅費は親にせがまず、自ら貯めていた生活費を使ったものである。

簡単に見える配達の仕事は、実はかなりの社会勉強になる。1日の配送件数も10件余りから30件余りに増え、仕事も計画立てて行えるようになった。また、様々な人と付き合ったおかげで社交性も身に着いた。

強い風や強い日差しの中で働いたことで、頑張り屋になった。「入学後はもっと頑張って大学院を目指したい」と意気込んでいる。

(中国経済新聞)