中国、16~24歳の若年層失業率17.9%に上昇

2026/08/19 18:00

中国国家統計局は19日、7月の年齢別失業率を発表した。全国都市部で在学中の学生を除く16~24歳の労働力人口の失業率は17.9%となり、前月から3ポイント上昇した。

25~29歳の失業率は7.2%で、前月から0.1ポイント上昇。一方、30~59歳は3.9%で、前月から0.1ポイント低下した。

国家統計局によると、7月の全国都市部の調査失業率は5.2%で、前月より0.2ポイント上昇した。1~7月の平均は5.2%だった。同局は、都市部の調査失業率について、季節的な上昇がみられたとしている。

若年層の雇用をめぐっては、中国政府も対策を強化している。人的資源・社会保障部、中央社会工作部、民政部はこのほど、大学卒業生の就職支援に向け、都市・農村のコミュニティーにおける雇用吸収を最適化する通知を共同で発表した。

通知では、組織動員や紛争調停、資源の仲介、緊急対応、協議・調整のほか、高齢者や子どもの支援、特殊な事情を抱える人々への支援、心理的ケアなどを重点業務として挙げた。そのうえで、社会学、社会福祉、心理学、法学、労働・社会保障、コミュニティー管理・サービスなどを専攻した大学卒業生の採用を拡大する方針を示している。

原則として、新たに採用するすべてのポストを大学卒業生に開放するとしており、条件の整った地域には、都市・農村のコミュニティーの人員体制を充実させ、きめ細かな管理能力を高めるため、大学卒業生に適した雇用ポストを重点的に開発するよう求めている。

中国では夏季に大学卒業生の就職活動が集中することから、若年層の失業率は季節的な影響を受けやすい。今回、16~24歳の失業率が前月から大幅に上昇したことで、若者の雇用情勢と政府による就職支援策の効果が引き続き注目される。

(中国経済新聞)