中国文化・観光部によると、2026年上半期の中国国内の旅行者数は34億6300万人となり、前年同期から1億7800万人、5.4%増加した。中国国内の旅行需要は引き続き拡大しており、国内観光市場の回復が続いている。
内訳を見ると、都市部住民の国内旅行者数は25億9400万人で、前年同期比5.8%増加した。農村部住民は8億6900万人で、同4.3%増となった。
四半期別では、第1四半期の国内旅行者数が19億100万人で前年同期比6.0%増、第2四半期は15億6200万人で同4.8%増となった。上半期を通じて前年を上回る伸びを維持した。
旅行消費も増加した。2026年上半期の国内旅行総消費額は3兆2100億元(約64兆2000億円、1元=約20円換算)で、前年同期から600億元(約1兆2000億円)増加し、伸び率は2.0%となった。
このうち都市部住民の旅行消費額は2兆6600億元(約53兆2000億円)で、前年同期比2.2%増加。農村部住民は5600億元(約11兆2000億円)で、同0.6%増となった。

旅行者数の伸び率が5.4%だったのに対し、旅行消費額の伸び率は2.0%にとどまっている。旅行需要そのものは拡大しているものの、旅行者1人当たりの支出は伸び悩んでいることがうかがえる。
中国では近年、国内旅行の目的やスタイルが多様化しており、都市観光や文化体験、レジャー、地方への旅行など幅広い需要が拡大している。今後も国内旅行市場の規模拡大が続くかどうかに加え、旅行消費の単価をいかに引き上げるかが、観光業界にとって重要な課題となりそうだ。
(中国経済新聞)
