中国税関総署が発表した2026年上半期(1~6月)の貿易統計によると、中国のモノの貿易(貨物貿易)の輸出入総額は25兆4,700億元に達し、前年同期比16.9%増となった。上半期として初めて25兆元の大台を突破し、中国は引き続き世界最大の貨物貿易国としての地位を維持した。
日本円に換算すると、25兆4,700億元は約520兆円(1元=約20.4円換算)に相当し、中国の貿易規模の大きさを改めて示す結果となった。
税関総署は、世界経済の不確実性が続く中でも、中国の外需の回復や産業競争力の向上、サプライチェーンの安定などを背景に、輸出入が堅調に拡大したと分析している。
また、中国は近年、ASEANや「一帯一路」参加国との貿易を拡大するとともに、新エネルギー車(NEV)、リチウムイオン電池、太陽電池と呼ばれる「新三様」をはじめとする高付加価値製品の輸出が成長を牽引しており、貿易構造の高度化も進んでいる。

写真は7月14日、山東省の煙台港国際コンテナターミナルで荷役作業が行われる様子。中国各地の主要港湾では貨物取扱量が高水準で推移し、世界物流ネットワークを支える重要拠点として活発な運営が続いている。
(中国経済新聞)
