永輝超市がV字回復 上期黒字転換、店舗改革で収益力を大幅改善

2026/07/15 11:45

中国の大手スーパーマーケットチェーン、永輝超市(ヨンフイ・スーパーストア)(601933.SH)は7月14日、2026年上半期(1~6月)の業績予想を発表し、親会社株主に帰属する純利益が2億5,000万元(約55億円、1元=約22円換算)となる見通しを明らかにした。前年同期比では4億9,000万元(約108億円)の増益となり、赤字から黒字へ転換する見込みだ。

また、一時的な要因を除いた親会社株主帰属純利益は3,000万元(約6億6,000万円)となる見込みで、前年同期比では8億3,000万元(約183億円)改善する。

業績回復の背景について同社は、店舗改革の推進、商品構成の最適化、サプライチェーン改革、コスト管理の徹底といった経営施策が着実に成果を上げたことを挙げており、「品質重視の小売戦略」が実質的な成果を生み、収益基盤が回復したとしている。

永輝超市はこの1年余り、「品質小売」を掲げ、中国で高い評価を受けるスーパーマーケットチェーン「胖東来(パン・ドンライ)」の経営手法を参考に、商品品質や店舗運営、経営管理の全面的な見直しを進めてきた。

2026年6月30日時点で、全国331店舗の改装・リニューアルを完了するとともに、採算性の低い店舗の閉鎖を進め、店舗ネットワークの最適化を図った。

改革店舗では業績改善が顕著となっている。広西チワン族自治区柳州市の第1号店では、開業から13日間で累計売上高が1,700万元(約3億7,400万円)を突破し、来店客数は20万人を超えた。さらに11日連続で1日当たり売上高が100万元(約2,200万円)を超えるなど、好調なスタートを切っている。

経営指標でも改善が進んだ。2026年上半期の売上総利益率は前年同期比で1.6ポイント上昇し、販管費率は1.8ポイント低下した。商品構成の見直しやプライベートブランド商品の拡充が利益率向上に寄与したほか、店舗運営の効率化やコスト削減も収益改善を後押しした。

同社は下半期について、北京、広州、成都、フフホトなどで店舗改革の第2段階を進めるほか、プライベートブランド商品の開発も加速させる方針を示した。

(中国経済新聞)