全人代参加の李楚氏、「サービスを筆にして世界的な観光都市の絵巻を描く」

2026/03/11 18:00

今回の全人代=全国人民代表者大会に参加している広西チワン族自治区桂林市のトップ・李楚氏は、「『山水の美しさ天下一』という資源に恵まれた桂林は、質の高いサービスを世界的な観光都市へのトータル的な整備に取り入れている。特に文化・スポーツ・観光の一体化で発展へのエネルギーを掘り起こし、自然の美しさや文化の趣、優れたサービスで相乗効果を生み、『中国式サービス』に力を注いでいる」と語った。

今年の政府活動報告では、「文化観光業をハイレベルに成長させ、文化・スポーツ・観光・ビジネスなど各分野を豊かに融合」「スポーツや雪、氷による経済の活性化、アウトドアスポーツに力を入れる」との方針が打ち出され、文化・スポーツ・観光の一体化へ方向性が示された。「第15次5か年計画」(2026~2030年)のガイドラインにも、カルチャー産業の体系や市場体系の整備、文化・スポーツ・観光の一体化推進などへの取り組みが示されている。

今回の全人代において国民生活をテーマにした記者会見で、孫業礼文化観光相が「『体験経済』が世界的にブームになっている」と述べた。孫氏は、「この流れに沿って文化・スポーツ・観光の一体化を継続し、あわせて出し物や映像関連、スポーツ大会、伝統文化ツアーなどを掘り起こして新たな成長形態を目指す。新しい成長点を生んで新しい価値を造り、メリットを形成して市民の要望に応えていく」とのことである。

李氏は桂林での実践について、「世界的な自然の風景や深みのある文化をバックに、アウトドアスポーツを世界的観光都市への整備に取り入れ、国として質の高いアウトドアスポーツの名所にし、『中国式サービス』を自然の中に根付かせる」と述べた。桂林では、ピックルボールのトーナメントツアー最終ステージなど国際試合を2年連続で開催しており、17の国や地域から1000人以上の選手が参加し、スポーツを通じて桂林のサービスやぬくもり、クオリティーを世界に味わわせている。

李氏は、マクロ政策への理解や桂林の実践探査をたたき台とした「中国式サービス」のさらなる向上や、文化・スポーツ・観光の一体化に向けて、次のような提案をした。

  • トップデザインと資源の統制に力を入れ、政府よりアウトドアスポーツと文化・観光の一体化へガイドラインを打ち出し、特色ある地形を利用し差別化したアウトドアスポーツのブランドを打ち立てる。
  • インフラや政策面への支援を拡大し、アウトドアスポーツの発展に特化したファンドを設け、土地利用や承認手順を改善し、アウトドアサービス全般を整備していく。
  • 産業の一体化と人材の育成を進めて「スポーツ+観光+町おこし」という一体的な政策を整備し、産業と教育を一体化して専門人材を育成する。

政府活動報告ではまた、「カルチャー企業や優れたカルチャー商品を世界に広めていく」と強調されている。李氏は、「桂林は『中国式サービス』を拠り所とし、風光明媚な漓江を軸に『最高のアウトドアスポーツ天国』を打ち立て、文化・スポーツ・観光の一体化を続けていく。優れたサービスを世界的な観光都市の目印とし、『中国式サービス』のさらなる格上げに向けてモデル作りをしていく」と述べている。

(中国経済新聞)