北京大学材料科学工学院の夏定国教授によると、中国の全固体電池の研究開発は世界のトップレベルに迫っており、2027年が固体電池の小規模量産開始の時期となる。これは、トヨタ自動車など世界をリードする企業の公表スケジュールとほぼ一致しており、固体電池の競争は最終スプリント段階に突入している。
南方科技大学の固体電池材料・デバイス研究センターの許晓雄教授は、2025年2月16日に開催された中国全固体電池イノベーション発展サミットフォーラムで、「過去1年間で、中国の固体電池研究の進捗は他国の5年分に相当する」と述べた。