【京都発】中国・北京市出身の劉静明(りゅう せいめい)さんが、京都府で開催された日本NFD(日本フラワーデザイナー協会)主催の花芸コンテストにおいて、「京都府フラワー装飾技能士会会長賞」を受賞しました。劉さんは唯一の外国人出場者として、数多くの国内外の花芸師たちとの競技で見事な成果を収め、その卓越した技術と独創的なデザインが審査員の高い評価を得ました。
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劉さんは伝統文化への深い愛情を抱き、学びを求めて日本に渡り、花道や茶道といった日本の美意識に触れながら研鑽を積んできました。受賞式で彼女は、「素晴らしい花芸師の皆さんと同じ舞台に立ち、こんなに名誉ある賞をいただけるとは思いませんでした。将来的には、日本で学んだ花道の魅力を世界中のより多くの人々に伝えていきたいです」と、喜びと抱負を語りました。
日本NFD協会の関係者は、「劉さんの作品には、花芸に対する深い情熱とともに、日本と中国の文化が交差する美しさが感じられました。今後も国際的な交流を通じて、花道の魅力を広めていければと思います」とコメントしました。
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池坊花道の池坊中央学院の島津扇城先生(左)と会場にて
今回の受賞は、劉さん自身の努力の結晶であるだけでなく、日中両国の文化交流における新たな一歩とも言えるでしょう。今後も彼女は、花道芸術における禅の精神や生活美学を探求し、日中文化の相互理解と発展に貢献したいと意欲を示しています。
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(本紙記者 取材・報道 中国経済新聞 )