10月19日、湖北省襄陽市中級人民法院は、14年間にわたって賄賂を受け取ったとして検察に告発された「王大偉」元遼寧省人民政府副省庁・元省公安局長の一審公判を開いた。検察当局は、王氏が14年間にわたって5億5500万元(約114億円)以上の賄賂を受け取ったとして告発した。
2013年、49歳で遼寧省公安局長に就任したが、この役職には王氏の前任者である李文喜氏
と薛恒氏が就いており、彼らはそれぞれ5億4000万元(約111億円)以上、1億3500万円(約114億円)以上の賄賂を受け取ったとして起訴された。
公開された履歴書によると、王氏は1964年生まれで1990年に働き始め、中国国家経済貿易委員会、チャイナ・ユニコム(中国聯合網絡通信集団)、中国発展研究基金会などで勤務。2003年6月以降、黒竜江省ハルピン市副市長、市政法委員会書記、黒竜江省公安局党委員会副書記、副局長などを歴任し、2013年3月、49歳で遼寧省党委員会書記兼公安局長に、2017年2月には遼寧省人民政府副省長に任命された。
2022年3月、中央紀律検査委員会と国家監察委員会は、遼寧省副省長兼省公安局長であった王氏に重大な規律違反の疑いがあり、懲戒審査と監督調査の対象であると発表した。 2022年9月、王氏は法律に基づいて党から除名され、公職からも追放された。
(中国経済新聞)