中国疾病予防管理センターが発表した最新のデータによると、2023年6月1日から6月30日までに、中国では31の省(中央政府直轄の自治区・市)と全国の新疆生産建設兵団において、新たに1968人の重症患者と239人の死亡者(コロナウイルス感染による呼吸不全死亡2人、コロナウイルス感染を合併した基礎疾患による死亡237人を含む)が報告された。
中国全土の31省(中央政府直轄の自治区・市)および新疆生産建設兵団における発熱外来(診療所)受診者数は、2023年6月1日の28万8000人から6月30日の16万4000人。 中国全土の流行性疾患専門病院におけるインフルエンザとコロナ陽性患者の割合は、2023年第22週(5月29日〜6月4日)の5.5%から、第26週(6月26日〜7月2日)の4.4%へと減少した。
2023年6月1日から6月30日までに、中国の31省(中央政府直轄の自治区・市)および新疆生産建設兵団から、計1万2431例の新型コロナウイルスゲノムの報告があり、主な流行株はXBBシリーズの亜種で、上位3株はそれぞれXBB.1.9とその亜種、XBB.1.16とその亜種、XBB.1.22とその亜種であった。
サンプリング日により、XBBとその亜枝の比率は徐々に増加し、2023年第22週(5月29日~6月4日)の94.7%から、第26週(6月26日~7月2日)の96.2%となった。
(中国経済新聞)