米テスラのイーロン・マスクCEOは、7月6日に上海で開幕した「2023世界人工知能大会」開幕式へビデオメッセージを寄せ「テスラは自動運転技術を他の自動車メーカーと共有することに非常に関心があり、この技術は時代の先端を行くもので、自動車の利用を大幅に増やすことができる」と語った。
マスク氏によると、家庭用自動車の稼働率は平均で週に10~20時間程度。もし完全自動運転となった場合、自動車の稼働率は週に50~60時間へ大幅増加する可能性があり、非自動運転の約5倍になると見られている。
マスク氏は、「テスラ社の自動運転技術は、人間の介入なしに完全自動運転が可能な状況にかなり近づいている。アメリカの道路で行なったテスト走行では、すでに人間の介入を必要としない段階まできており、今年後半には完全自動運転という目標が達成されるでしょう」と述べた。
また、中国における人工知能の発展については「中国が強力なAI技術を持つようになる」との考えを示した。
(中国経済新聞)