中国・陝西省の南部に位置する安康市鎮巴県では、7月1日午後8時から7月2日未明にかけて50年に１度の記録的な大雨が降り、被害が相次いでいる。
現在までに鎮巴県の80カ所で道路が寸断され、66棟の家屋が損壊。被災者は5637人、経済損失は1億2000万元（約23億9600万円）に上ると見られている。
中央気象台は、今日の日中から夜にかけて山東省中南部、江蘇省北部、安徽省北部、河南省東部・南部、湖北省北部・西部、陝西省南部、重慶市、四川省東部、貴州省北西部、雲南省北東部、広東省南西部沿岸部の一部で大雨が降り、そのうち山東省南東部、江蘇省北部、河南省南部、重慶市北部、四川省北部では豪雨になると予想。また、陝西省、四川省、重慶市、湖北省、河南省、江蘇省、安徽省などでは大雨による土石流や洪水など二次災害が発生する恐れがあるとして最大限の警戒を呼びかけている。
（中国経済新聞）