9月22日、オンライン旅行サービスを提供するシートリップ・グループ(携程集団)は、2022年6月30日に終了した第2四半期未監査決算を発表した。
決算によると、2022年第2四半期、シードットコム・グループの純収益は40億元(約800億円)で、市場側のこれまでの予想を上回り、調整後EBITDAは3.55億元(約71.4億円)となった。主な事業内容としては、今年第2四半期に宿泊予約で14億元(約281億円)、交通チケットで18億元(約362億円)、旅行・休暇事業で1.22億元(約24.5億円)、ビジネストラベルマネジメントで2.1億元(約42億円)の売上を計上した。
同社のいくつかの中国国内事業においては、新型コロナウイルスの影響を受け4月、5月は業績が低迷したが、6月になり急回復した。同社のデータによると、5月中旬から6月下旬にかけて、新型コロナウイルスの影響が少なかった中国南部と西部においてホテルの予約がいち早く回復し、2019年の水準を上回り、6月下旬には同社の中国国内ホテル予約は完全に回復した。
中でも、現地ホテルは宿泊予約の回復において主な原動力となった。決算報告書によると、今年第2四半期、同社の現地ホテル予約は前年同期比30%以上の伸びを示し、精確な防疫政策の実施により第3四半期に入っても回復の勢いが続いている。また、同社ホテルパッケージ対象のホテルは2021年末から20%増加、そのうち65%が五ツ星ホテルとなり、商品力がさらに強化された。
今年第2四半期の同社の海外事業は、第1四半期の流れを引き継ぎ高成長を続けている。全体として、欧米市場での収益が2019年同期を上回り、アジア太平洋市場でのビジネスも急成長している。また、収益全体に占める海外事業の割合は増え続けており、貢献度は大きく跳ね上がっている。その他、海外の旅行先を遊び尽くすパッケージツアーにおいては、予約が前年同期比24%増、2022年上半期も前年同期比3桁増を維持し、海外出張・ホテルの取引額も、前年同期比540%増となった。
(中国経済新聞)