新世代のiPhoneの量産を目前に控え、Appleスマートフォンファウンドリ大手の富士康科技集団(フォックスコン)が1万元(約20万円)で人材採用の時期を迎えた。
数日前、AppleのiPhoneの組み立てを請け負うフォックスコンのiDPBG事業グループがニュースリリースを出し、今年の生産ピークが前倒しされ、鄭州工場では7月17日からボーナスに最大1万元(約20万円)、パート労働者に最大1時間28元(約565円)支払うと発表した。また、フォックスコンのiDPBG事業グループの深圳工場では、現在も従業員の募集を続けており、一人当たり5280元(約10万6450円)のボーナスが支給される。
先日、WeChatの公式アカウント「フォックスコン iDPBG鄭州人材募集」の「今年の生産ピークが前倒し、ボーナスは最大1万元」というツイートによると、7月17日の面接から90日間在職し55日間出勤した新入社員は、役職によってボーナスが異なり、製造部門の要職は1人につき9000〜9500元(約18〜19万円)、最大1万元ものボーナスをもらうことができる。注目すべきは、上記の募集告知が発表されるわずか1週間前、7月10日以降にiDPBGビジネスグループの鄭州工場に面接した新入社員の最大ボーナスはわずか7000元(約14万円)だった。これは、わずか1週間で、鄭州フォックスコンがボーナスを3000元(約6万円)引き上げたことを意味する。
鄭州工場は、フォックスコンがアップル向けのiPhoneを製造する最大の生産拠点で、世界のiPhoneの約半分が毎年ここで生産されている。
iPhone 14シリーズは9月13日に発売され、新モデルの量産は8月に開始されると言われており、iPhone 14シリーズの生産能力の上昇に対して大きなプレッシャーがかかっている。ただし、フォックスコンが正常に稼働できるのであれば、iPhone 14シリーズの生産能力は問題ないとの情報もある。
(中国経済新聞)