中国工業情報化省によると、2023年末現在、5Gの基地局数は337.7万か所、5G対応スマホの利用者数は8.05億人となっている。
ネットワークインフラの整備が進む中国は、光ファイバーやモバイルブロードバンドの規模が世界最大となり、全国の行政村での5G普及率は80%を超えた。通信用の鉄塔と民間の鉄塔を共有化させたことで、90%以上の基地局でシェアリングを果たし、5G基地局1か所のエネルギー消費量が実用化初期の段階より20%以上低減している。
またイノベーションも進んでおり、5G産業で技術規格、ネットワーク設備、末端設備などが続々と更新されている。軽量化5Gコアネットワークや特設基地局なども配備された。さらに5G産業ゲートウェイや点検用ロボットなど新たな末端設備も生まれている。5G標準必須特許の発表数は引き続き世界のトップを維持し、42%以上を占めている。
5Gは一段と広範囲かつ深く浸透している。鉱工業、電力、港湾、医療などで普及し、実用案件数は9.4万件以上、業界のVPNは2.9万か所以上で、「5G+産業インターネット」案件は1万件を超えている。
(中国経済新聞)