株式会社ローソンは、8月4日に中国・海南省海口市に記念店舗をオープンし、8月中には中国国内の店舗数が6000店舗を突破する予定だと発表した。
2022年7月に5000店舗を突破してから、約1年で1000店舗をオープンしており、中国本土の日系コンビニエンスストアの店舗数でローソンがトップとなっている。
ローソンは上海市政府から招聘を受け、1996年に現地子会社(上海ローソン)を設立。中国初の日系コンビニとして上海市に進出した。日本のコンビニで人気のあるおでんやおにぎりを中国のコンビニ業界に初めて持ち込み、現地に定着させるなど中国市場でのシェアーを着実に伸ばしてきた。2010年以降、現地子会社を設立。重慶市、浙江省、大連市、北京市、天津市などへ出店し、2014年からは各都市で地場小売企業とのメガフランチャイズを推進。出店エリアと店舗数の拡大を加速させてきた。
コロナ渦では、変化した消費スタイルに対応したデリバリーサービスやライブコマースなどのサービスを強化。消費者のニーズを捉えた店内には淹れたてのコーヒーや揚げ物などのカウンターフーズ、オリジナルのチルドデザートを並べ、売上を伸ばした。また店舗の発注システムやスーパーバイザーによる店舗指導においてDX化を推進するなど、中国国内で拡大する店舗の安定した運営をサポートしている。
ローソンは、今後の目標として2025年度に1000店舗まで拡大することを目指している。
(中国経済新聞)