中国国家鉄路集団(国鉄集団)は6月18日、端午節連休に伴う特別輸送体制を開始した。期間は6月18日から22日までの5日間で、全国の鉄道利用者数は延べ8,300万人に達する見通しだ。6月19日には利用者数がピークを迎え、約1,900万人の利用が予想されている。
国鉄集団の旅客輸送部門によると、今年の端午節連休は帰省需要や観光需要が中心となり、連休の初日と最終日に利用が集中するほか、中短距離移動の割合が高く、観光客の増加が顕著な特徴となっている。6月18日午前8時時点で、鉄道予約システム「12306」を通じた連休期間の乗車券販売枚数は累計4,000万枚を超えた。

こうした需要に対応するため、鉄道当局は特別輸送計画を策定し、列車運行体制を最適化。全国の鉄道網ではピーク時ダイヤを導入し、高速鉄道と在来線の輸送力を総合的に活用することで、1日平均約1万3,000本の旅客列車を運行する計画だ。
また、12306の販売データやキャンセル待ちデータを分析し、利用者動向をリアルタイムで把握。需要の高い区間や時間帯には臨時列車の増発や高速鉄道車両の増結、在来線客車の増結などを実施し、輸送力を柔軟に拡充する。
観光需要への対応も強化される。鉄道と観光の融合を促進する取り組みの一環として、端午節期間中には計44本の観光列車を運行。このうち観光専用列車が26本、観光路線列車が18本となり、沿線のグルメや景勝地、歴史文化スポットを結ぶ。
さらに、端午節のドラゴンボートレースや各地の伝統行事に合わせて人気観光都市間の列車を増発するほか、「ファン向け特別列車(歌迷専列)」や「サッカーファン向け特別列車(球迷専列)」などのカスタマイズ列車も運行。新たな旅行スタイルや消費シーンを創出し、連休経済の活性化につなげる方針だ。
(中国経済新聞)
