アリババは最近持株比率の変更を行い、アリババの創業者ジャック・マー(馬雲)氏と共同創業者のジョセフ・ツァイ(蔡崇信)氏がアリババ株の持株比率を高め、合計の持株比率はアリババの筆頭株主であるソフトバンクを上回った。
ジャック・マー氏とジョセフ・ツァイ氏は、以前からアリババ株を購入しているが、正確な増加額は公表されていない。この2人の持株比率の増加により、2人はソフトバンクを上回り、ジャック・マー氏がアリババの筆頭株主となった。
注目すべきは、ソフトバンクが近年、先渡契約を通じてアリババ株の保有を減らしていることだ。ソフトバンクの持株比率は2022年12月の約7%から昨年3月の約2%、5月には0.5%未満と低下を続けている。
同時にジャック・マー氏は、2023年第4四半期に約5000万ドル(約73億8000万円)のアリババ株を購入し、2021年末に報告された4.3%の持株比率を上回った。アリババの現会長であるジョセフ・ツァイ氏も、一族の投資プラットフォームであるBlue Pool Capitalを通じてアリババ株を1億5000万ドル(約221億3000万円)購入している。
ジャック・マー氏とジョセフ・ツァイ氏の大幅な保有株式の増加は、アリババの将来に対する楽観的な見方を示しているのと同時に、ジャック・マー氏がアリババ株を売却するという以前の噂に反応したものだ。
2023年、アリババは総額95億ドル(約1兆4,000億円)で8億9,790万株の普通株を買い戻し、中国のインターネット企業としては最大規模となった。
(中国経済新聞)