中国国家統計局が2019年に発表した「2018年中国全国時間利用調査公報」によると、中所得層は月収2000～5000元（約3万9000～9万8000円）と定義されている。一方、2020年の「社会青書：2020年の中国社会情勢の分析・予測」では、中所得の基準として、家族3人で年収10万～50万元（約196万円～980万円）と定義されている。
このことから、中国の中所得層は約1億4000万世帯、約4億人に相当し、総人口の約3割を占めると推定される。また中所得層の基準として、安定した雇用、基本的な住宅条件、一定水準の貯蓄・消費能力があることを満たしている必要がある。