中国国防省の譚克非（Tan Kefei）報道官は2月9日、アメリカ国防総省が民間の「偵察気球」に関する会談の申し入れを中国が拒否したと述べた件について、談話を発表した。
譚報道官は、「アメリカが中国の民間「偵察気球」について国防省会談をしたいと申し出た。アメリカはこの気球を武力で攻撃し、国際的な慣例に深刻に違反した悪質な前例を築いた。こうした無責任で誤ったやり方により両国軍が対話や交流をするのに必要なムードがなく、防衛相会談は受け入れない。無人飛行船については中国外務省が声明を発表しており、中国はこうした状況を処理する手段を行使する権利がある」と述べた。
この前の2月8日、中国外務省の定例記者会見で、共同通信社から「7日、アメリカのオースティン国防長官が中国の国防相に対して会談を申し出たが拒否されたと発表されたが、これに対してどう答えるか」との質問が出た。
中国外務省の毛寧（Mao Ning）報道官はこれに対し、「その質問は国防省に尋ねて欲しい」と述べている。
（中国経済新聞）