香港証券取引所は2月2日、アメリカの投資家・バフェット氏が所有するバークシャー・ハサウェイ社が1月27日に中国EVメーカー・BYDのH株（香港株）155万株を売却したと発表した。売値は1株当たり平均226.32香港ドル/株（約3784円/株）で、3.5億香港ドル（約58.5億円）を手に入れ、BYDの持株率はそれまでの13.04%から12.9%に減った。
ハサウェイ社がBYD香港株を売却したのは2023年に入って2回目であり、バフェット氏にとって2022年8月から数えて今回で8回目の株売却となる。
ハサウェイ社は2008年に8香港ドル/株（約134円/株）でBYDのH株を2.25億株購入し、2022年8月まで14年間保持していたが、その後すでに3割以上にあたる合計約7322万株を売却している。
BYDが2月1日夜に発表した2023年1月の生産販売速報を見ると。新エネ車販売台数は15.13万台で、去年同月の9.32万台より62%増えている。このうちEV乗用車は同54%増の7.13万台、PHEV乗用車は69%増の7.88万台となっている。
また、その前の1月30日夜に発表されたBYDの2022年の業績予想を見ると、売上高は4200億元（約8.13兆円）を突破し、親会社帰属の純利益は前年比425%-458%増の160億-170億元（約3098億円～3292億円）で、5倍以上に膨れ上がっている。
（中国経済新聞）