成都商報の報道によると、四川省の成都駅が提供したデータによると、8月31日と9月1日この二日間、成都東駅から黄竜九寨駅に向かった旅客の数は1万9000人、9月7日と8日は2万8000人超という。
先週土曜日の午前、乗車待ちの女性の話によると、「成都で長年仕事をしているけど、九寨溝に行くのは今回初めて。なぜならば、以前は車しか行けなく、移動だけで1日以上がかかる。それに対して、高速鉄道が開通後、週末に行くことができるので、嬉しい」と話していた。
成鉄商旅公司の統計データによると、黄竜九寨駅が開通以来、観光特別列車の平均乗車率は10％上がった。また、利用者の居住地を見ると、割合が最も高いのは四川省地元の客で、約15％、そのほとんどが成都の住民という。黄竜九寨駅に向かう高速列車が開通してから、週末だけでなく、平日も満席になったという。
高速列車の開通に伴い、観光地の入場券や宿泊施設、飲食店の売り上げが伸びているほか、農産品の販売も好調となっている。四川省阿壩蔵（アバ・チベット）族羌（チャン）族自治州茂県溝口郷鶏公村に住む黄仁高さんは、約27アールのリンゴ畑と、約47アールのサクランボ畑がある。以前、果物は主に卸売業者を対象に販売し、高速列車が開通後、観光客が増えて、販売量が目に見えて増えたという。
（中国経済新聞）