中国酒造大手の貴州茅台酒（マオタイ）とアメリカの食品会社マースの子会社であるチョコレートブランド Doveは9月16日15時30分、アルコール入りチョコ「茅小凌（マオシャオリン）」の販売を越境ECプラットフォーム天猫、オンラインアプリのi茅台、茅台アイスクリームショップで開始。オンラインは、販売開始後１分で完売、店舗でも10分で完売するというラテに続く大ヒットとなっている。
本商品は、高級チョコと度数53のマオタイ酒を使ったもので、生産地は北京、賞味期限は9ヶ月（Doveチョコレートの賞味期限は通常1年）となっている。また製品のアルコール含有量が1%以上であることから、未成年者、妊娠中の女性、アルコールアレルギーの人は食べることができない。
店頭では、2個入りのオリジナルチョコが35元（約709円）、低糖質が39元（約790円）で販売されている。
9月16日、貴州省興義市において、「茅小凌（マオシャオリン）」の新作発表会が開催された。茅台集団の丁雄軍会長はスピーチの中で、「茅台が若さを保ち、会社の活力を高めるためには若者の消費を増やす必要がある」と述べた。また丁氏は、今回の新商品は、美酒文化とチョコレート文化の融合だと定義。茅台酒と他社商品とのコラボレーションは、今回を持って一旦終了するとしている。
（中国経済新聞）