ドイツ自動車メーカーのフォルクスワーゲン（VW）チャイナ公司の最高販売責任者であるヨッヘン・センピーエル氏は、タイのサムイ島で休暇中、血中にマリファナが検出された。
センピーエル氏はフォルクスワーゲンのマーケティングの専門家で、日産、現代などの有名企業で働いたことがあり、「Das Auto」という有名な広告スローガンを生み出した。
「ビルト」紙によると、センピーエル氏は中国に戻った後、中国当局による数時間の尋問を受けた。約10日間の拘禁の後、フォルクスワーゲン(中国)とドイツ大使館の積極的な努力によって釈放されたが、中国はセンピーエルに対して中国を離れと命じた。
中国では大麻の使用は極めて厳しく罰せられる。ドイツでは2023年4月から個人所有が合法となった。タイも2022年に大麻が合法となっていた。
フォルクスワーゲンは中国に39の工場を持ち、従業員数は90,000人を超えている。ここ数年、フォルクスワーゲンの中国での販売台数は減少している。2023年、BYDはフォルクスワーゲンを抜いて中国市場の一となった。
情報筋によると、センピーエル氏はすでに中国を離れてドイツに戻ったが、フォルクスワーゲンに仕事を続けるかどうかは不明だ。
（中国経済新聞）