資産調査会社のニュー・ワールド・ウェルス(New World Wealth)は「2024世界富裕都市レポート」を発表した。ランキングではニューヨークがトップであり、中国では香港と北京がベスト10入りしたほか、上海、深セン、杭州、台北、広州が名を連ねている。
報告によると、ニューヨークでは投資可能な資産が100万ドル（約1.55億円) を超える人が349500人、同じく1億ドル（約155億円）を超える人が744人、10億ドル（約1555億円）以上が60人であった。2位はカリフォルニア・ベイエリアであった。
中国は7都市がランクインしている。最高位は北京の10位で資産額100万ドル超が125600人、この数は2013年～2023年に90%増加している。次点が上海で11位、100万ドル超の人数は123400人で同じく84%増となっている。
以下、深センが27位で100万ドル超が50300人、1億ドル超が154人、10億ドル超が22人である。杭州は100万ドル超が31600人で36位、広州は同じく24500人で46位であり、これら3都市は100万ドル超の人数が100%以上の増加となっている。
また、香港は100万ドル超が143400人で9位に入り、台北が同じく30200人で39位である。
その一方で、ランクインの常連であるロンドンが年々順位を落としており、今回は5位であった。100万ドル超は227000人で、10年間で10%減っている。
（中国経済新聞）