中節能太陽能、チベットで太陽光発電と蓄電池を組み合わせた初の一体型プロジェクトを始動

2026/10/11 12:30

中国の中節能太陽能公司はこのほど、チベット自治区ナクチュ市バチェン県で計画する「中節能バチェン100MW太陽光発電・系統形成型蓄電一体化プロジェクト」の登録手続きを完了した。これにより、同社はチベットの高標高地域における太陽光発電と蓄電システムを組み合わせた一体型プロジェクトの開発で、初の実績を達成した。

同プロジェクトは、チベット自治区ナクチュ市バチェン県のメイパタン貯水池周辺に建設する計画で、出力100MWの太陽光発電所を整備するとともに、出力20MW・容量80MWhの系統形成型蓄電設備を併設する。

蓄電設備の出力は太陽光発電所の設備容量の20%に相当し、蓄電時間は4時間を想定している。

系統形成型蓄電システムは、電力系統の電圧や周波数を自律的に維持する機能を備え、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う電力系統の安定化に貢献する技術だ。太陽光発電と組み合わせることで、発電量の変動を抑え、電力供給の安定性向上や再生可能エネルギーの有効活用が期待される。

今回のプロジェクトは、高標高という厳しい自然環境を持つチベットにおいて、太陽光発電と系統形成型蓄電技術を組み合わせたエネルギー開発を進める取り組みとなる。中節能太陽能公司にとって、チベットでの太陽光発電・蓄電一体型事業を展開する足掛かりとなるとともに、同地域における再生可能エネルギーの導入拡大に向けた新たな一歩となる。

(中国経済新聞)