2026年、中国自動車産業の実像

2026/09/24 08:30

中国の自動車産業を一つの物語にすると、必ず嘘になる。内は冷えている。外は熱い。2026年の数字は、その裂け目を隠さない。

 8月の中国国内乗用車小売は154万台、前年同月比23・6%減。同年2月の25・4%減に次ぐ落ち込みだ。

 中国乗用車連合会(乗連会)の集計である。1~8月累計は1171万台、20・8%減。年末に多少戻っても、通年で1割半以上沈む、という見方が現場ではすでに「楽観」側に属する。金九銀十に入り、テスラは在庫に現金を載せ、小米(Xiaomi)はゼロ金利と保険補助を出す。季節の名前は残っている。中身は消化戦だ。

 中国自動車協会の統計では、8月の自動車内販は170万台、24・2%減。1~8月は1316万台、21・8%%減。同じ月、輸出は101万台。三か月連続で百万台を超えた。1~8月の累計は715万台で、すでに2025年通年を上回る。乗用車だけ見ても8月88・8万台、77・8%増、累計609万台、75・7%増。

 中国自動車業界は2026年の輸出が1000万台を超える可能性を口にし始めた。工場の稼働を支えているのは、国内の駐車場ではなく、港である。

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