中国国家市場監督管理総局が最新データを発表し、2025年5月末時点で全国における実在する民間経済組織の数が1億8500万件に達し、全経営主体の96.76％を占めたことが明らかになった。これは前年同期比で2.3％の増加となる。
中国の民間経済は現在、私営企業と個体工商戸（個人事業主）という「二大エンジン」によって支えられ、複数の経済主体が協力して発展を続けている。
データによると、私営企業の数は5月末時点で5800万件を超え、前年同期比で5.2％の成長を記録。これらの企業は、新エネルギーやハイエンド製造業といった戦略的新興産業への技術革新投資を積極的に進めており、中国の産業高度化と経済成長の安定における重要な柱となっている。
一方、個体工商戸は1億2700万件に達し、前年より1.0％増加。これらの事業者は、地域密着型の小売業、飲食サービス、家事代行・修理といった日常生活に密接した分野で多様で柔軟な経営スタイルを活かし、住民の多様なニーズに応えている。
（中国経済新聞）