香港で6月12日の早朝、自動車メーカーBYDの4つの店舗が、壊されたり赤いペンキを塗られたり、自動車が入口に突っ込んだりするなどの被害に遭った。地元警察は、現場検証の結果から刑事事件と見なし、4件がいずれも同一グループによるものとの可能性も排除せず、動機について引き続き調査するとしている。
事件は12日の早朝4時ごろから7時ごろまでのわずか3時間で発生したもので、尖沙咀の中晶金融センター、元朗区の雄偉工業大厦、湾仔、天水囲にあるBYDの店舗4か所が被害に遭った。
BYDの香港代理店JCM聯大汽車の販売総経理である施さんは、「売れ行きが好調である中、たった3時間でショールームやサービスセンター4か所が相次いで襲われたことから、単なる恨みの犯行ではないだろう。BYDブランド全体を狙ったものだと思われる。警察がこの事件を重視し、犯人を捕まえてくれることを願う」と述べている。
（中国経済新聞）