上海証券取引所、第4世代取引監視システムの運用を正式に開始

2022/12/23 08:30

最近、上海証券取引所は、第4世代取引監視システムの運用を正式に開始した。

上海証券取引所は、2016年に第4世代取引監視システムの構築を2段階に分けて始めており、2019年末に運用を開始した第1期システムは、サブシステムを完全に統合し、「ワンストップ」取引プラットフォームを実現した。今回全面的に完成し、運用を開始した第2期システムは、より高度なリアルタイムシステムを用い、バックエンドとストレージ・アーキテクチャの入れ替えを完了したことで、システムの処理性能と総合分析能力を向上させている。

技術面では、高性能、再利用性、拡張性を特徴とし、リアルタイム処理性能は、従来のシステムに比べ大幅に向上している。全体のメッセージ処理能力は、毎秒1000万件に達し、取引量の継続的な増加と複雑なビジネスニーズに対応するため計算時間を大幅に短縮している。

上海証券取引所は、次のステップとして「データにより監視システムをより賢くする」という目標の下、データ活用能力を強化し、規制システムのAI化および技術レベルの向上に尽力する。また、テクノロジーとビジネスの深い融合の促進にも努めていくとしている。

(中国経済新聞)