ファーウェイ、1月~9月の売上高は4458億元(620億3000万ドル)

2022/10/28 14:51

大手通信機器メーカーのファーウェイは10月27日午後、2022年1月~9月の業績について、売上高が4458億元、基幹事業の利益率が6.1%と発表した。前年同期に比べ100億元減少したことを明らかにした。

これについて輪番会長の徐直軍氏は、「ほぼ予想通りであり、末端事業の低落傾向も落ち着き、ICTインフラ事業が順調に伸びた」と述べている。市場リサーチ会社のCanalysによると、ファーウェイは第三四半期、4Gのみ対応のMate50シリーズにより業績を上げており、チャネルや消費者からの需要が固い様子を示した。ファーウェイ携帯電話の当面の売上見通しについて中信証券は、「チップの問題や海外での伸び悩みを受け、2022年の販売台数は3000万部の予想」と見ている。

また天風証券は、「ファーウェイは2019年以降、成長が鈍化しマイナスに転じており、数の出る策や事業を急ぎ開拓する必要がある」としている。

徐氏はまた10月27日に、「優れた人材の受け入れや研究開発を続け、製品競争力の向上に務め、顧客や社会に価値をもたらしたい」と述べている。

ファーウェイは過去10年間の開発費用が8450億元であり、基礎研究に毎年200億元以上を投じている。今後の取り組みや課題を前に、基礎技術の実験室86か所を設けたほか、全世界の大学に172か所の共同実験室やイノベーション実験室を設け、大きな課題での技術革新を狙い、様々な問題への解決策を求めるなど、基礎研究を重ねている。

(中国経済新聞)