5年に1度の中国共産党大会始まる、習近平総書記が活動報告

2022/10/16 12:18

中国共産党の第20回大会が10月16日午前中、北京の人民大会堂で開幕した。

中国各地からの2296名の代表と83名の特別招請代表が開会式に出席した。胡錦濤前総書記ら長老も登場したが、江沢民元総書記は姿を見せなかった。司会は李克強首相が担当した。

習近平総書記ら中国の指導者が登壇すると、出席者全員が立ち上がり、2分半にわたって拍手を送った。

開幕式で、習近平総書記が過去5年間の成果と今後の方針について活動報告を読み上げた。

習近平総書記は報告書で、過去10年間、中国は改革開放において大きな成果を上げたと述べた。中国は小康社会というミレニアムの夢を実現し、人類最大規模の貧困問題を解決し、革新的な国の仲間入りを果たした。

習近平総書記はまた、中国は強力な社会主義国を全面的に建設するため、2段階で実施すると指摘した。「2020年から2035年にかけて、社会主義近代化は基本的に完成する。 2035 年から今世紀半ばまでに、中国を繁栄し、民主的で、文明化された、調和のとれた美しい社会主義強国に建設する」。

また新型コロナウイルスの感染拡大について「『ゼロコロナ政策』を揺るぎなく堅持して感染拡大との闘いを展開し、人々の命と健康を最大限に守った」と強調した。

さらに台湾情勢をめぐって「われわれは国の主権と領土の一体性を守り、台湾独立に反対するという固い決意と強大な能力を示した」と述べた。

(中国経済新聞)