中国共産党大会開幕へ、会期は7日間

2022/10/15 22:14

中国共産党の新指導部人事と今後5年間の国家発展戦略を決める5年に1度の第20回党大会が16日開幕する。習近平総書記(国家主席)が異例の3期目を目指しており、新体制の布陣が焦点となる。

党大会の孫業礼報道官は15日に記者会見し、第20回党大会は人民大会堂で16日午前10時(日本時間11時)に開幕し、会期は10月16日から22日までとなることを明らかにした。

党大会は中国共産党の指導体制や基本方針を決める最高意思決定機関だ。北京で5年に1度開き、党序列上位200位以内の中央委員らを選出し、党の憲法といわれる党規約の改正案や重要な政策課題を議論する。今回の党大会には、各地方や中央部門から選ばれた代表2296人が参加する。

孫報道官は、初日に習総書記が読み上げる中央委員会報告(政治報告)の起草グループ長を習氏自身が務めていると明かし、習総書記の異例の3期目入りが決まることが確実な情勢だ。

党大会閉幕後の23日に第20期中央委員会第1回全体会議(1中全会)を開き、最高指導部らを選出する。現状で7人いる政治局常務委員に、若返りを理由として大幅に入れ替える、だれが入るかが関心を集める。当日に、2027年までの3期目の習総書記指導部は記者会見する。

(中国経済新聞)