香港、水際対策を緩和

2022/09/25 16:00

香港は今日の午後、来週月曜日(9月26日)から入境者に対するホテルでの隔離措置を廃止すると発表した。検疫体制を現在の「隔離3日間+健康観察4日間」から「隔離0日間+健康観察3日間」に変更し、自宅などでの3日間の観察のみとする。

入境の際は、到着後に空港でPCR検査を受けた後、結果を待たずに自宅またはホテルに移動し、その際の交通手段も自由となる。到着日から3日間はアプリが「黄色表示」で、外出はできるがレストランやバーなど一部の場所には入れず、4日目に前日のPCR検査の結果が出て、陰性であれば「青色表示」となる。

今年の後半から香港乗り継ぎで中国への帰国が可能になっている中、今回の措置により香港到着後のホテル隔離が不要となり、3日後には中国行きの便に乗れるようになる。よって航空会社の間では、香港経由で中国に帰国する人が増えるものと見られている。

中国に帰国する際、香港経由では隔離期間が余分に発生するが、香港は国際路線に対して「1社1路線週1便」という規制がなく、欧米便はほぼ毎日運航している。さらに国外から香港への直行便は中国直行便よりずっと安くなっている上、各社ホームページからチケットが購入できるので、中国では帰国の際に香港乗り継ぎ便を利用するケースが多くなっている。

(中国経済新聞)