団体購入サイトの「バイドゥヌオミ」がサービス終了 激戦から脱落

2022/09/22 08:30

12年前に「人人網」として開設され、のちに「糯米網」(ヌオミネット)になり、現在は「バイドゥ糯米」となっている団体購入サイトが、サービスを終了することになった。

バイドゥヌオミの発表によると、「業務の再編によりAppのサービスや運営を終了する。Appはストアから削除され、2022年12月にサービスを完全に終了する見込み」とのことである。

これについて、外部では当然と受け止められており、リサーチ会社「比達」のアナリストである李錦清氏は「バイドゥは重点がAIであり、自社のAppやマップが地元の生活サービスを担っており、単独のAppを設ける必要がなくなった」と述べている。

2010年6月、「人人公司」が同じく団体購入サイトの美団より3か月遅れて「糯米網」を開設し、2013年8月にバイドゥが1.6億ドル(230億円)でヌオミネットの株式59%を取得した。バイドゥは翌2014年にヌオミネットを完全子会社化し、名称を「バイドゥヌオミ」に変えた。これで競争が一段と激化し、美団と大衆点評が奪い合いを演じる中、バイドゥ、テンセント、アリババも生活サービスににらみを利かせるようになった。

こうした激戦は、2015年10月に美団と大衆点評が合併したことでひとまず幕を下ろした。バイドゥ糯米はバイドゥに追随する形でAIを手掛け始め、2017年のバイドゥ世界大会で、AIによるコンテンツ制作やレビュー採点、さらにマルチチャネル配信といった商品ラインナップを発表して、業界内でしのぎを削るような場面が減っていった。

バイドゥヌオミAppの閉鎖は冷めた目で見られており、「バイドゥヌオミのAppなんて誰も知らないんじゃないかな」、「そういえばしばらく使ってなかったっけ」、「残念だけど使わないうちになくなる」といったコメントに赤ポチが集まっている。

(中国経済新聞)