専門学校生の6割以上が月給10万円以下

2022/09/15 16:30

今年は、中国の高等職業技術学院が生徒募集枠を拡大してから入学した生徒が初めて卒業する年であり、2019年からの3年間で高等職業技術学院(高等専門学校)に入学した学生は合計413.3万人となっている。

9月14日、中国教育部は2021年の「全国教育事業発展統計公報」を発表し、そのデータによると、2021年の高等職業技術学院(高等専門学校)への入学者は、前年比18.03万人(3.16%)減の552.58万人(5年制高等職業技術学院から高等専門学校への編入者45.20万人を含む)、高等職業技術学院の在校生は前年比130.55万人(8.94%)増の1590.10万人、卒業生は前年比21.72万人(5.77%)増の398.41万人であった。 

中国の人材情報サービス大手「前程無憂」が発表した「職業教育人材(高等専門学校)の就職意欲と実態に関する調査」によると、調査対象となった高等専門学校の卒業生の63.8%が月給5,001〜8,000元(約10万円〜16万円)を期待しているが、実際にその範囲の収入を得た人は29.3%に過ぎない。また、調査対象となった卒業生の63.4%が月給5,000元(10万円)未満で、月給20万円以上の者は5%未満であった。

前程無憂が昨年発表した「2021年中国重点大学卒業生の需要と就職状況に関する報告書」によると、高学歴と高収入には強い相関関係があり、重点大学(985/211と双一流大学)の学部卒業生の多くは、月給8001~10000元(約16~20万円)を予想しており、実際に内定を得た学部生の43.0%が同程度の給与を受け取っている。また、すでに大多数の企業が2021年度卒業生に対して1万元以上(約20万円)の月給を提示している。

高等専門学校の卒業生と重点大学の卒業生のデータを比較すると、高等専門学校の卒業生の給与は重点大学の卒業生よりかなり低いだけではなく、新卒の予想給与の最終達成率も重点大学の卒業生に比べ10ポイント以上遅れをとっている。

高等専門学校卒業後の進路として、3割以上が「大学進学」を希望し、その内の8割近くが「高学歴であればあるほど良い職場に就職できる」という考えから進学という選択をしている。

(中国経済新聞)