中国郵政:8月の中国EMS発展指数が362.6に

2022/09/6 21:00

9月5日、中国郵政によると、8月のEMS発展指標は362.6、前年比4.7%の増加で、サブ指標では、全国のEMS取扱件数は96億個に達し、前年比成長率は4.5%だった。また、8月は主に以下の要因により、EMSの発展規模が順調に拡大したと考えられる。

第一に、重点地区でのEMSの規模が急速に回復したことが考えられる。EMSの重要な成長拠点である義烏市では新型コロナウイルス流行の後、EMSの規模が急速に回復した。

第二に、農産物が最盛期を迎えたことが考えられる。晩夏から初秋にかけて、マンゴー、梨、松茸、黄桃、プラム、メロン、キウイなどの農産物が収穫最盛期を迎え、農産物の発送需要が好調で、宅配企業のコールドチェーン物流サービスが引き続き向上し、農村市場の規模が急拡大している。

第三に、EC(電子商取引)プロモーションが消費者の需要を解放したことが考えられる。ECプラットフォームの「七夕」、「超級農貨節」、「818ショッピング祭典」などのプロモーションが常態化し、花や家電製品などの販売が急拡大している。

第四に、国際配送サービスのスピードアップが考えられる。円滑な業務の仕組みを確保するために郵便・EMS業界は、消毒された国際郵便とEMSをスムーズに配達するこに尽力しており、国際郵便やEMSの全国的な遅延は大幅に減少し、30日以上の遅延も解消された。

8月の発展動向指数は67.6で、前年同月比1.8%減となった。引き続き新型コロナウイルス対策を行い、配送業務を円滑に実施することで、9月は業界の閑散期を徐々に脱し、EMS事業の取扱件数は単月で100億個ほどになる見込みだ。

(中国経済新聞)