四川省でM6.8地震、46人が死亡

2022/09/6 09:50
四川省のカンゼ・チベット族自治州瀘定県で5日午後0時52分(日本時間同1時52分)、マグニチュード(M)6・8の地震が起きた。現地では、複数の建物が倒壊しているほか、大規模な土砂崩れなども発生したということです。
中国メディアによりますと、これまでに46人が死亡、50人が負傷し、少なくとも16人と連絡がとれていないということです。死者は同自治州に隣接する雅安市で多く出ているといい、倒れた建物の生き埋めとなった人の救出が急がれている。現地は高山が連なる地帯とされ、各地で崖崩れも起きている。道路や通信網が寸断され、停電が起きている場所もあるという。複数のメディアによると、震源から200キロ超離れた省都・成都市でも揺れを感じたといい、余震も起きているという。震源の深さは16キロとされる。
四川省では地震は珍しくなく、2008年5月に起きたM8・0の四川大地震では、約8万7千人の死者・行方不明者を出した。
現在、警察や消防などが救助活動を行っていますが、道路が寸断された場所もあり、活動は難航している模様です。
習近平国家主席は被害を減らすため救助活動を急ぐよう指示していますが、今後、さらに被害が拡大する恐れがあります。