自動運転に参入のシャオミ、目標は「2024年に業界トップグループ入り」

2022/08/12 13:45

中国のスマートフォンメーカー・シャオミの創業者で、社長兼CEOの雷軍氏は8月11日夜、今年3回目の公開演説で、初めて自動車の製造事業に関する進捗状況を発表した。

シャオミは2021年3月に、雷氏自らが指揮を執って初期投資100億元(約1975億円)、向こう10年間で100億ドル(約1.33兆円)をかけて自動車の製造に取り組むと発表した。今回の進捗発表はそれからちょうど500日後に行われたもので、今のところかなり順調であり、予想を上回る出来だとのことである。雷氏は、「これまでの500日間で自動車への知識が深まり、車作りは敬意をもって取り組むべきだと感じた。自動車は大変複雑なので焦りは禁物であり、どうか今しばらく我慢して、応援して欲しい」と述べた。

今回の発表で、電気自動車(EV)の製造でまずは自動運転を目指すというシャオミの方針が明らかになった。雷氏によると、「2021年3月、すべてを自社開発するためにまず33億元(約652.0億円)を投資すると決断した。製造スタッフは現在500人以上に達している」という。また雷氏は、「技術が入り組んでいる上、時間も少ない中、AI実験室、音声アシスタントの「小愛同学」のメンバー、カメラ部門など様々な開発部門が応援してくれている」とも言った。さらに「ライバル各社にはまだ水をあけられているが、短期間で予想を大きく上回る成果を挙げることができた。2024年にはこの分野でトップグループに入れるだろう」とのことである。

(中国経済新聞)