BYD、タイで乗用車を販売へ

2022/08/11 14:45

BYD はタイのバンコクで8月8日、現地の新エネ車販売代理店であるRÊVER Automotiveとともに開催した発表会で、タイに乗用車を普及させると正式発表した。早ければ2018年には電気自動車(EV)のタクシーを売り出すという。BYDは、何年かの下積みを経たのち、タイでEVのフォークリフトやバスなどを普及させている。

このところEVが急激に広まっているとBYDが言うタイには現在、世界から30社近い自動車メーカーが進出しており、業界従事者の数は10万人に達している。タイ政府は、2030年までにEVの生産量を自動車全体の30%とする計画を立てており、東南アジアにおける新エネ車の一大消費市場となることも予想され、BYDも先行きに期待が持てそうである。

BYDは今、中国国内の市場開拓にひた走っているほか、海外での取り組みにも力を入れている。7月には「唐」がノルウェーでEV売上ランキング6位となり、7月末には日本への進出を発表し、最近またヨーロッパの代理店 Hedin Mobilityと手を組んでドイツ、スウェーデンで乗用車を売り出すと発表した。BYDの新エネ乗用車は6大陸で70以上の国・地域あわせて400以上の都市で走行しており、販売台数は累計で230万台を超えている。

(中国経済新聞)