アメリカの有名ケーキチェーン店Lady Mが中国の全店舗を閉める

2022/08/3 13:00

7月21日正午頃、アメリカの有名ケーキチェーン店のLady MがWe Chatの公式アカウント上で、2022年9月10日をもって中国市場から撤退すると発表した。Lady Mはニューヨーク生まれのケーキ店で、その価格帯が高いことから「ケーキ界のエルメス」と呼ばれてきた。

Lady Mの他に2021年は、いくつかの有名店が店を畳んだ。かつて上海の地下鉄でよく見られた宜芝多(Ichido)の多家店は閉店し、残る店舗もごく僅かとなった。また広東省広州市で有名だった東海堂も休業した。そしてBread Talkは2022年2月で陝西省の西安市場から撤退した。

こうした相次ぐ閉店の背景には、パンやケーキ業界で新しいブランドが起こり、業界内で内向きな競争が起こったことがある。更に新型コロナウィルスが消費に及ぼした影響により、業界を取り巻く環境はより厳しくなった。経営が困難なのはチェーン店だけではなく、個人店もそうだ。

上海市徐滙区宜山路でパン屋を個人で営む黄さんは、こう話す。「今の営業額は、正常な頃の20%です。3月から今月まで、5ヶ月連続で損失が出ています。このままいくと、閉店の可能性も出てくるけど、私にはどうしようもないです。」

黄さんによると、新型コロナウィルスの感染が広がった時期に、小売店が直面した問題は家賃が少しも減免されなかったことだ。手元にある現金はなくなり、家賃を期日通りに支払えなくなった。今も家主との間で交渉が続いている。「3月は半月休業し、4月と5月は営業していません。6月は夜7時には閉店するよう言われました。だから私たちは少なくとも4月分の家賃は免除してもらいたいのです。」

中国の商品業界の分析を行う朱丹蓬氏によれば、中国のパンやケーキ業界は創造と品質の向上の繰り返しが業界全体を発展させる主な筋道だと言う。老舗ブランドの倒産は、コロナウィルスと関係はあるが、創造性に欠け機械化が進まなかった結果、団体が老化したことと関係があるだろう。

(中国経済新聞)