四川省で警官が母子3人を銃で殺害、現在も逃亡中

2022/07/29 17:30

四川省楽山市で、警察官が銃を発砲し母子3人が死亡、2人がけがをする事件が起きた。

四川省公安庁によると、7月26日14時20分ごろ、楽山市沐川県の派出所に勤務する李強容疑者(銃と弾丸20発を所有)が、住宅街で2人にけがを負わせ、その後車で黄丹鎮に移動してさらに3人に発砲し、住宅に放火した。

この事件で、30歳代の母親とその長男(8歳)、長女(5歳)が死亡し、親族である2人がけがをした。

李容疑者は2012年に警官となり、2021年には50日間で2度に渡りおぼれた人を救出した。現在は沐渓派出所で副所長を務めている。

地元関係者によると、殺された若い母親は夫が長期に渡り海外で勤務しており、36歳の李容疑者と交際していたという。

四川省の警察は現在、逃亡中の李容疑者を追跡している。また沐川県公安局は、有効な手掛かりを提供するか、容疑者を捉えた市民または組織などに対し、報奨金として10万元(約200万円)を支給すると発表している。

(中国経済新聞)