16-24歳の失業率が過去最高に

2022/07/16 12:28

中国では今年前半、16-24歳の若者層の失業率が過去最高となる19.3%に達した。これについて、国家統計局の付凌暉氏は7月15日に行われた国務院の記者発表会で、今年に入りコロナの影響で雇用に影響が出ていると表明している。

都市部の失業率は、悪影響の重なりを受けた4月は6.1%に達したが、コロナが好転した5月には前年比で0.2ポイント減の5.9%、6月には5.5%となり、2か月連続で改善している。トータル的に見て、経済の回復に伴って雇用支援策が広まり、失業率の高止まりに歯止めがかかっている。

若者たちの就職難は依然として続いており、コロナ禍で企業側の受け入れもままならず、仕事探しの道が阻まれている。また今年は大学卒業者の数が過去最高であることも拍車をかけており、6月は都市部における16-24歳の失業率が今年最高となる19.3%に達している。

(中国経済新聞)