北京の各大学で卒業式 贈る言葉は「祖国の大切な場で活躍を」 

2022/07/10 08:00

大学の卒業シーズンを迎えている北京では今年、「贈る言葉」として、祖国の最も大切な場での活躍を願うメッセージが披露されている。

中国人民大学は、愛国心をもって未来に進むようにとの願いを込めて、卒業前の「最後の授業」としてオリジナル歌劇「陝北公学」が披露された。

陕北公学とは日中戦争中に中国共産党が延安で創設した統一戦線の幹部学校であり、中国人民大学、延安大学などの前身である。

北京の各大学の卒業式で、共産党書記や学長からの「贈る言葉」として、「個人と集団」などの理論が語られた。北京大学では共産党書記のカク平氏が、「強い使命感や責任感を打ち立てて国づくりの中心的存在となるように」と述べ、清華大学では王希勤学長が「個人の成長を民族の偉大な復興の時代に溶け込ませるように」と述べた。また中国人民大学では、共産党書記の張東剛氏と劉偉学長が「『復興の柱、強国の先鋒』、『青春を共産党へ、人民に背かず』との誓いを実践するように」と述べ、北京師範大学の馬駿学長は、「共産党の教えを胸に刻み、心に『国事』を持ち、肩に『国責』を背負い、大任を担える時代の新人を目指して」との言葉を贈っている。

(中国経済新聞)