内モンゴルで国家一級絶滅危惧植物アツモリソウを100株近く発見

2022/07/3 18:00

アツモリソウ、花は赤紫色で直径5〜6cm、中国の野生蘭の中で観賞価値が非常に高く、「中国北方地区で最も美しい蘭」として知られる。現在、北方に自然分布する野生種アツモリソウ群は絶滅の危機に瀕しており、国家一級絶滅危惧植物に分類されている。

最近、内モンゴル自治区興安盟の索倫牧場で、国家一級絶滅危惧植物であるアツモリソウが100株近く発見された。

索倫牧場の従業員たちは、今回発見された野生アツモリソウは、いずれも標高の高い山間部のジャングルに生育しており、急な坂道や鬱蒼とした植物など、生態系に優れた環境であると紹介した。また、発見地ではアツモリソウの群れが密集して静かに咲き、色も華やかでとても綺麗だ。

アツモリソウは生育環境に厳しい条件があり、水分が十分に供給され、水捌けのよい土壌で、昼夜の温度差が大きく、大気中の湿度が高く、空気の循環が良いなどの条件を満たしている場合にのみ、よく成長する。

(中国経済新聞)