BMW、中国3か所目の工場が稼働 EV生産に特化

2022/06/27 08:00

BMWは6月23日、総工費150億元の中国の新工場Lydia(里達)が操業を開始したと発表した。BMW 3か所目となる中国の車両工場で、これにより中国での年産台数が2021年の70万台から83万台に増える。Lydiaで最初にラインオフするのは、ミドル系スポーツタイプの電気自動車(EV)「BMWi3」である。

BMWの新工場建設で、中国はEV化が一段と加速する。BMWは中国で、2022年にBMWiX3、i3、i4、iX、i7などEV5車種を打ち出し、2023年には13車種に増やしていくと見られる。新しいLydia工場も、マーケットニーズに応じてEVの100%生産への切り替えが可能である。

中国では、EV化について国産車種に比べて出遅れている合弁メーカーが、路線転換を目指して続々とEV車種の投入や生産拡大を進めている。BMWのほか、広州ホンダもEV専用の新工場を稼働させており、2024年には年産12万台となる見込みである。

(中国経済新聞)