シャオミ(小米)の折り畳みスマホ、購入後2ヶ月未満で2回壊れる

2022/06/15 08:00

シャオミが開発した折り畳みスマホが、購入から2カ月足らずで2回も壊れ、中国社会で大きな話題となっている。

6月7日午前、消費者の陳さんは中国メディアに 「シャオミの折り畳みスマホを買って、「神様」のように大事にしていたが、結局すぐに壊れてしまった 」と訴えた。

陳さんは3月2日、発売されたばかりのシャオミの折り畳みスマホを6280元(約12万5400円)で購入したという。以前はずっとiPhoneを使っており、中国国産ブランドへの切り替えを考えていた。しかし、このスマホがきっかけで、悩みが尽きなくなるとは思いもしなかった。

陳さんは、スマホを買ってから、とても大切に使っていた。5月7日、画面が割れているのを発見し、アフターサービス窓口に相談に行った。スタッフは、広東省のシャオミ修理センターに送って修理してもらう必要があると言い、人為的な損傷だとも付け加えた上で、カスタマーケアーに基づき半額の1840元の修理費を請求した。これに対し陳さんは承諾せず、ずっと大切にこのスマホを使っており、ぶつかったこともないのに、人為的損傷なんてあり得る訳がないと述べた。その後、両者の話し合いにより、最終的に陳さんは修理代400元を支払った。

5月14日、陳さんは修理したスマホを受け取った。それ以来、より注意して使っていたが、5月22日、スマホの画面に小さな黒い点が表示され、心配していたことがまた起こった。彼女はアフターサービス窓口に再度行き、スタッフに見てもらったところ、またしても人為的な原因だと言われ、3680元を支払って画面を交換する必要があると告げられた。

「このスマホを落としたことも、ぶつけたこともないのに、どうして壊れたんだ?」 最後に、陳さんは、もうこのスマホはいらないと述べ、メーカーにリサイクルを依頼したが、メーカーから提示された価格は1200元であった。 これに対し、陳さんは「受け入れられない」と言った。

シャオミのアフターサービス担当者は記者の取材に対して、折り畳みは有機ELパネルのため材質が脆く、消費者は使用する際に十分な注意をしなければ簡単に破損してしまうと述べた。

(中国経済新聞)